素人下宿
しろうとげしゅく
名詞
標準
boarding house
文例 · 用例
私がおッ母さんの素人下宿を出たのは全く木村に勧められたからです。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
それも表向ではなく、例の素人下宿。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
ほとんど素人下宿のような宿で、部屋も三つしかなかったし、内湯も無くて、すぐ隣りの大きい旅館にお湯をもらいに行くか、雨降ってるときには傘をさし、夜なら提燈かはだか蝋燭もって、したの谷川まで降りていって川原の小さい野天風呂にひたらなければならなかった。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
煙突は向う隣の素人下宿屋の台所の屋根に倒れ落ちて、その屋根をめりこましていた。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
いわば一種の素人下宿のような家で、主婦は五十をすこし越えたらしい上品な人でした。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
房枝の死体をいちばん先に見つけたのは、その素人下宿の女主人だった。
— 佐左木俊郎 『錯覚の拷問室』 青空文庫
そこで、本郷林町の素人下宿にいる洋画家の友人が、夏の間その海岸にいたことを思いだして、それとなしに女の噂でも聞いてみようと思って、浅草の問屋へ往っての帰りに夕飯を途ですまし、団子坂下から電車をおりてその下宿へ往った。
— 田中貢太郎 『草藪の中』 青空文庫
素人下宿の二階の一室になった室の中には、洋燈の石油の泡のような匂いがあって、それがノートのページを繰るたびにそそりと動くのであった。
— 田中貢太郎 『雀が森の怪異』 青空文庫
作例 · 標準
学生時代、彼は大学の近くの素人下宿で生活していた。
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素人下宿のおばさんは、いつも温かいご飯を作ってくれた。
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その素人下宿は、手頃な家賃で学生に人気だった。
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