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遺忘

いぼう
名詞
1
標準
文例 · 用例
近き頃、彼ポムペイの古市と同じく、闇黒の裡より出でゝ人の遺忘を喚び醒したるものは、此祠と穀神祠となり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
唯二三の注意に値する件々を左に記して遺忘に備へて置く。
森鴎外 壽阿彌の手紙 青空文庫
鈴木春浦さんが小説の種にもと云って貸してくれた本を、遺忘のために手抄して置いたのである。
森鴎外 細木香以 青空文庫
こんな作に考証も事々しいが、他日の遺忘のためにただこれだけの事を書き留めておく。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書(初稿) 青空文庫
然れども※し夫れ、彼にありて極めて高潔、極めて荘重なる事業と認むべき者あらば、吾人は邦と邦との隔離を遺忘するに躊躇せざるなり。
北村透谷 一種の攘夷思想 青空文庫
的等恐其世遠遺忘無所考證。
桑原隲藏 創建清眞寺碑 青空文庫
因ツテ手ヅカラ紅白ノ帛ヲ剪リ、コレヲ襟ニ結ビ以テ遺忘ニ備フ。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
また宇陀の墨坂八の神に、赤色の楯矛を祭り九、また大坂の神一〇に、墨色の楯矛を祭り、また坂の御尾の神、河の瀬の神までに、悉に遺忘ることなく幣帛まつりたまひき。
校註 古事記 古事記 青空文庫