幻辞.com

賊魁

ぞっかい
名詞
1
標準
文例 · 用例
『梅津長者物語』には鼠三郎、野らねの藤太等の賊が長者の宅を襲うと、大黒真先に打って出で打ち出の小槌で賊魁を打ち殺す事あり。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
「これで見ると、鎮城の花栄は、軍を私兵化して人民の財をしぼり、あまつさえ清風山の賊魁と通じて、事ごとよからぬ働きをしているとあるが……。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
――何よりの証拠は、その賊魁の男を見たとたんの貴さまの顔にも現われていた。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
逃げる三彩の賊魁を追ッかけたのが因だった。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
――山上から打って出て来た賊魁の打虎将李忠が跨がっているその馬を一見するなり彼はかっと鎧を蹴ッて進み。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
そうした官兵衛なので、もう二十二歳前後には近郷の沢蔵坊という賊魁を討ったり、佐用郡の真島一族を討伐したり、ともあれ姫山の総領が、家の子をひきいて出かければ、必ず勝って帰るという信用を町の人々にも持たれるようになっていた。
吉川英治 黒田如水 青空文庫