北辺
ほくへん
名詞
標準
northern extremity
文例 · 用例
北辺の海中の魚皆赤しと云。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
毎年秋風が立ちはじめると決って漢の北辺には、胡馬に鞭うった剽悍な侵略者の大部隊が現われる。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
大将軍|衛青・嫖騎将軍|霍去病の武略によって一時|漠南に王庭なしといわれた元狩以後|元鼎へかけての数年を除いては、ここ三十年来欠かすことなくこうした北辺の災いがつづいていた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
君の艦隊は、絶交した友人のように、西太平洋の海空戦を知らん顔をして見ているんだからねえ」九艦隊司令長官「北辺の護りは、本当いえば最も大切なんだ。
— 海野十三 『諜報中継局』 青空文庫
糧秣その他作戦軍の給養を良好にするため北満の開発が大切であり、北辺工作はその目的が多分に加味されている事は勿論である。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
南方ばかりでなく、此の北辺の地にまで、青年支那人の教育ある者が自主権の回復に目覚めてゐる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
しかも、北辺警備の本心を蝦夷地開拓の言葉につつんでうろうろしていた開拓使庁は、漠然とこの地域の一帯をもとの伊達藩にひき渡したのである。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
北辺の領国福井にも、軈て栄光の瑞兆がきざし染めて来た。
— 折口信夫 『橘曙覧』 青空文庫
作例 · 標準
かつて北辺の地は、異民族との攻防が繰り返された場所だった。
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北辺の村では、厳しい冬に備えて食料を蓄える。
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歴史小説では、北辺を守る武将の活躍が描かれている。
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