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一言居士

いちげんこじ異読 いちごんこじ
名詞
1
標準
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文例 · 用例
父親は偏窟の一言居士で家業の宿屋より新聞投書にのぼせ、字の巧い文子はその清書をしながら、父親の文章が縁談の相手を片っ端からこき下す時と同じ調子だと、情なかった。
織田作之助 実感 青空文庫
またこれと反対にいわゆる一言居士と称するのもある。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
このときだ、隠居はしても如水は常に一言居士、京城に主力を集中、その一日行程の要地に堅陣を構へ、守つて明軍を撃破すべしと主張する。
坂口安吾 二流の人 青空文庫
「自分が大将にならなければ気のすまない人、他人を批評してけちをつけたがる人、そねみ深い人、一言居士、――およそそうした人たちは、自分では人一倍世の中の役に立つという自信をもっている人ですが、実は、白痴やなまけ者以上に世の中の害になるものです。
下村湖人 青年の思索のために 青空文庫
すると、編集局には一言居士が多いから、「そういえば、蛮人というのは、北方の感じじゃあない。
野村胡堂 胡堂百話 青空文庫
然り、匿名での一言居士は、卑怯でもあり、罵詈雑言は慎しまなくてはならぬ。
辰野九紫 青バスの女 青空文庫
作例 · 標準
「彼が話し始めると必ず会議が長引くんだよ。あの一言居士には全く参ったな」と同僚がぼやいた。
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彼は社内でも有名な一言居士で、どんな些細な決定事項にも必ず独自の異論を挟まずにはいられない。
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趣味の盆栽教室に一言居士の老人が入会してからというもの、講師の解説がたびたび中断されるようになった。
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「君もなかなかの一言居士だね」と上司に皮肉られたが、彼は自分のこだわりを曲げるつもりはないようだ。
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