公事
こうじ
名詞頻度ランク #29124 · 青空 239 例
標準
government business
文例 · 用例
他の公事が繁多のために、六月中は中止されて、七月一日からまたもや吉五郎の吟味をはじめた。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
『閻魔の庁で公事を起こそうってわけですね。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
三日、己亥、今日御書を以て、大宮大納言殿の方に仰せらるる事有り、公家より西国の御領等の臨時の公事を課せらるるなり、一切御沙汰に及ぶ可からざるの由、広元朝臣の如き、之を申すと雖も、仰せて曰く、一向停止の儀に於ては、然る可からず。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
公事まさにはじまらんとして、保胤が未だ出て来ないでは仕方が無いから、属僚は遅い遅いと待ち兼ねて迎え求めに出て来た。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
でも公事に急かれては其儘には済まされぬので、保胤の面目無さ、人々の厄介千万さも、御用の進行の大切に押流されて了って人々に世話を焼かれて、御くらの小舎人とかに帯を借りて、辛くも内に入り、公事は勤め果したということである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
「忘れまいぞえあのことを」「忘れまいぞえあのことを」お上人さまとて折角出来た此の御堂に、そりゃ常住おいでなさり度いのではあろうけれど、聴けばいろいろ御公事に就いての御奔走、それを欠いてまでわたし一人の為めにお待ちなさりょう筈もなし。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
それであるから、桂屋太郎兵衛の公事について、前役の申し継ぎを受けてから、それを重要事件として気にかけていて、ようよう処刑の手続きが済んだのを重荷をおろしたように思っていた。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
先に友の勧めしときは、大臣の信用は屋上の禽のごとくなりしが、今はややこれを得たるかと思わるるに、相沢がこの頃の言葉の端に、本国に帰りてのちもともにかくてあらば云々といいしは、大臣のかく宣いしを、友ながらも公事なれば明らかには告げざりしか。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には、村の重要な公事が寄合で決定されていた。
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彼の主な職務は、領主の公事を代行することだった。
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公事の報告書は、丁寧に作成されなければならない。
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公事(くじ、くうじ、おほやけごと)とは日本史における用語の1つで、下記の意味で用いられている。政務としての「公事」 - 古代・中世において、朝廷における政務及びそれに関連した儀式(朝儀)。 賦課としての「公事」 - 古代・中世において、荘園や公領、座などにおいて臨時に課せられた賦課。年貢・所当以外の雑税全般を呼ぶ場合と雑公事に限定して呼称する場合がある。 訴訟としての「公事」 - 中世・近世における裁判・訴訟、特に民事訴訟のこと。
出典: 公事 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0