随院
随院
名詞
標準
文例 · 用例
」「なんて事だい、」とかっぽれは噴き出して、「それじゃあ、幡随院の長兵衛なんかも自由主義者だったわけですかねえ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
ちょうど幡随院の長兵衛というところだ。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
幡随院長兵衛じゃ、酒を振舞うて銭を取るか。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
幡随院一家が出しているのが一艘に、但馬屋身内で差し立てているのが一艘。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
「小金井の桜のいいことは、かねて聞いていましたが、今も申す通り、なにぶん道中が長いので、つい出おくれていましたが、忘れもしない嘉永二年、浅草の源空寺で幡随院長兵衛の三百回忌の法事があった年でした。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
「日本で侠客といえばすぐに幡随院長兵衛のたぐいを連想するが、シナでいう侠客はすこし意味が違う。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
それだけに、相手にとっては幡随院長兵衛などより危険性が多いわけだ。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
はははははは」 恐らく其の当時、半七老人は幡随院長兵衛の二代目にでもなったような涼しい顔をして、いい心持そうに反り返ったのであろうと察せられた。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫