先ず先ず
まずまず
名詞-の形容詞形容動詞副詞頻度ランク #14628 · 青空 0 例
標準
tolerable
文例 · 用例
なりひらニヤッと笑って、先ず先ずと其処へ坐り込む。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
其処は端近先ず先ずこれへとも何とも言わぬ中に母はつかつかと上って長火鉢の向へむずとばかり、「手紙は届いたかね」との一|言で先ず我々の荒肝をひしがれた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
其処は端近先ず先ずこれへとも何とも言わぬ中に母はつかつかと上って長火鉢の向へむずとばかり、「手紙は届いたかね」との一言で先ず我々の荒肝をひしがれた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
どっち路、嬉くない事は知れていますがね、前のは、先ず先ずと我慢が出来る、後のは、堪忍がなりますまい。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
ところがそこまではAの着眼が百二十パーセントに的中していたのですから、先ず先ず大成功と云ってもよかったのですが、それから先がどうもイケませんでした。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
気を漏さな過ぎると怒り易くなる傾向があるが、先ず先ず気を惜しんで惜しみ得る人は幾らもないものであるが、出来る限り惜しんだほうが良いのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
「一飲一啄もまた前定である(飲み食いのような小さな事までも予め運命で決まっている)」という語が有るが、それほどまでに運命を信じ過ぎても困るが、先ず先ずどうしても好き、どうしても嫌いなどという事も無いではない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
右は眼の配り、体の構え先ず先ず京弥と五分太刀どころかな。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫