膝部
しつぶ
名詞
標準
knee (region)
文例 · 用例
ひどい貧血症、食慾のないこと、動悸が打つ、野良仕事はもう三四ヶ月前からできないでゐる、――「ふむ、ふむ」 房一は男の前膝部をたゝいた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
鑑定書の口調をまねて詳しく云うと、右三角筋部、左前上膊部、左右|臀部、右前|大腿部、左|後膝部の六ヶ所に、長さ三センチから一センチ位までの、剃刀様の兇器によるものと覚しき軽微な斬り傷があって、そこから六本の血の河が全身に異様な縞を描いていたのだ。
— 江戸川乱歩 『悪霊』 青空文庫
卵がやぶれた、野蛮な人間の指が、むざんにも繊細なものを押しつぶしたのだ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
そういう芽を、狭い偏見で押しつぶさないことが大切である。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
老人は近づいて来た給仕を相手に妙に押しつぶしたような声で何か掛け合いをはじめている。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
それは妙に押しつぶされたような鼻声ではあったが、ともかくも文学士の特徴ある「ラアヽ」などの抑揚をかなり忠実に再現したので、講堂の中からは自然な感嘆の声とおさえつけた笑声とが一時に沸きあがった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
われわれが過去の記憶の重荷に押しつぶされずに今日を享楽して行けるのは単に忘れるという事のおかげばかりではなくまた半ばはこれと同じ作用のおかげであろうと思われた。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
話がはずんで思わず募った癇高な声が、もう一度押しつぶされて最低音になる。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
作例 · 標準
長時間の登山で膝部を痛めてしまい、下山するのに苦労した。
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プロテクターを装着して、スケートボード中の膝部の怪我を予防する。
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リハビリでは、膝部の可動域を広げるためのストレッチを重点的に行う。
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