槍組
やりぐみ
名詞
標準
文例 · 用例
一つ、砂糖、十一万飛んで九百三十六両――百城、異国方槍組へ、廃止に就いて御手当を渡せと、定便で、差紙を出したか、何うか、納戸方で聞いて参れ」 百城が立って行った。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
濃い影を地面におとして、お高の乗った駕籠は、上水とお槍組のなまこ塀のあいだを、水戸様のお屋敷のほうへ下って行った。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
不意に現われたこの一個の人影が、さしもにいきり立った竹槍組の先陣の気勢をも大いに緩和したのか、妨害したのか、とにかく、決死的に勢い込んだ先陣の槍先が鈍ったことは確かであります。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
つづいて弓隊が之につぎ、つづいて長柄の槍組が突入した。
— ――越後守安吾将軍の奮戦記―― 『決戦川中島 上杉謙信の巻』 青空文庫
大手門には槍組の人数が出ていた。
— 山本周五郎 『初夜』 青空文庫
二、大村田伝内 槍組番頭 某年某月某日。
— 山本周五郎 『百足ちがい』 青空文庫
「ふん」と弥十郎は呟いた、「ひまなやつがいるものだ」二 吉村は九百五十石あまりの中老で、父の伊与二郎は五十八歳になり、槍組と鉄炮組を預かっていた。
— 山本周五郎 『屏風はたたまれた』 青空文庫
光明寺へいった討手に対しては武者押(演習)という触出しで、鉄炮組、槍組、徒士組の人数をすぐに差向け、かれら三十余騎の引返して来るところを、石鉢山の切通しで捕えた。
— 山本周五郎 『日日平安』 青空文庫