幻辞.com

落ち延びる

おちのびる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to run away
文例 · 用例
この平太夫はいつぞや清水の阪の下で、辻冠者ばらと刃傷を致しました時、すんでに命も取られる所を、あなた様の御かげによって、落ち延びる事が出来ました。
芥川龍之介 邪宗門 青空文庫
行く先は京都だろうと言うものがあり、長州まで落ち延びるつもりだろうと言うものも多かった。
第一部下 夜明け前 青空文庫
旅券さえ手に入れば、一度台湾か、満州へ行って、そこを足がかりに、南米へ落ち延びるのは何んでもない。
野村胡堂 悪人の娘 青空文庫
花田中尉はインタアルに落ち延びる時、水牛にでも積んで行ったのか薬品を沢山もっていて、今はその薬品を原住民の食糧と換えそれで食いつないでいるらしい。
梅崎春生 日の果て 青空文庫
まなこさえあいておりましたら、夜にまぎれておちのびることもできましょうけれども、このように四方をかこまれておりましてはたといおいとまをいたゞきましてもわたくしには逃げるみちがござりませぬ。
谷崎潤一郎 盲目物語 青空文庫
作例 · 標準
例句
落ち延びる(おちのびる) — 幻辞.com