ロハ
ロハ異読 ろは
名詞
標準
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文例 · 用例
彼の知ってた日本文字は、片仮名のイロハと僅少の漢字にすぎず、彼の語る日本語は、焼津からの手紙にある通り、不思議な文法によって独創された、子供の片言のような日本語である。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
またこの言葉は、おそらく蕪村が幼時に記憶したイロハ骨牌か何かの文句を、追懐の聯想に浮べたもので、彼の他の春の句に多く見る俳句と同じく、幼時への侘しい思慕を、恋のイメージに融かしたものに相違ない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
」 銀子は事もなげに言って、ロハ台を離れて歩こうとしたが、頭がふらふらして足ががくがくして、そのまま芝生のうえに崩れてしまった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
物に接することさへも出来ないのに、巧に事に処さんとするは、イロハも知らんで難しい字を書かんとするが如きものである。
— 幸田露伴 『些細なやうで重大な事』 青空文庫
処が少しイロハが読めるやうになつて来ると、家にある本が読みたくなつたでせう。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
イロハカヘデ(葉)。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
勿体なくも日本文化のイロハのイの字は、九州から初まったんだ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
ロハ台を立って、柳の下から乗り出して、熟と瞻る内に、花吹雪がはらはらとして、それっきり影も見えなくなる、と物干の在所も町の見当も分らなくなってしまった。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
「この資料、余ってるからロハであげるよ」と先輩が声をかけてくれた。
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彼はいつもどこからか、ロハのチケットを手に入れてコンサートに行っている。
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昔の日本では、無料のことを「ロハ」という隠語で呼ぶことがあった。
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