小戻り
こもどり
名詞
標準
recovering slightly
文例 · 用例
つかつかと行懸けた与吉は、これを聞くと、あまり自分の素気なかったのに気がついたか、小戻りして真顔で、眼を一ツ瞬いて、「ええ、毎度難有う存じます。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
」 そのまま見送って小戻りする。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 と、却つて坂下へ小戻りにつか/\と近づいたが、餘り傍へ寄ると、靄が、ねば/\として顏へ着きさうで、不氣味で控へた。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
」「何でございます、まあ、」と立停つて居たのが、二ツばかり薄彩色の裾捌で、手にした籠の花の影が、袖から白い膚へ颯と透通るかと見えて、小戻りして、ト斜めに向合ふ。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
つか/\と行懸けた與吉は、これを聞くと、あまり自分の素氣なかつたのに氣がついたか、小戻りして眞顏で、眼を一ツ瞬いて、「えゝ、毎度難有う存じます。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
石を、青と赤い踵で踏んで抜けた二頭の鬼が、後から、前を引いて、ずしずしずしと小戻りして、人立の薄さに、植込の常磐木の影もあらわな、夫人の前へ寄って来た。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
」 と小戻りして、及腰に、引こ拔くやうにバスケツトを掴んで、慌てて辷つて、片足で、怪飛んだ下駄を搜して逃げた。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
で、滝のある位置は、柳の茶屋からだと、もとの道へ小戻りする事になる。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
決算発表後に売り込まれた銘柄だったが、引けにかけて自律反発による小戻りを見せた。
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「今のチャートを見る限り、この上昇は本格的な反発ではなく単なる小戻りだろう」
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暴落後の小戻りを狙って短期トレードを仕掛けたが、思うように値が上がらなかった。
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