草ぼうぼう
くさぼうぼう
名詞-の形容詞
標準
covered with weeds
文例 · 用例
草ぼうぼうと茂った庭へ入り込んで、がさがさ騒いだと思し召せ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
そんでも猫の死骸なら、あすこへ持って行って打棄った奴があるかも知んねえ、草ぼうぼうだでのう、)と私、話をしただがね。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
草ぼうぼうの廃園は、きらいでない。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
何せ草ぼうぼうの廃園なんかを、美しいと思って眺める野蛮人だ。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
呉清源という人も、案外、草ぼうぼうの廃園も悪くないと感じる組であるまいか、など自分に都合のいいような勝手な想像をめぐらしながら。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
鳥居のまわりから、草ぼうぼうと生えてる。
— 伊藤左千夫 『落穂』 青空文庫
一九六九(昭和四十四)年に設立した当初は、草ぼうぼうの荒れ地にわずか一〇人ばかりが住みついただけだったものが、タケシが参画した時点では、四〇〇人が一体生活を送る大集落となっていた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
草ぼうぼうとして、ある宵、小川町の五十稲荷というのへ連れてってもらった帰りに、原で人魂というのを見た。
— 長谷川時雨 『西洋の唐茄子』 青空文庫