様若
ようわか
名詞
標準
文例 · 用例
同年十二月朔日、若殿様御目見被仰上候為御祝儀、殿様若殿様に組合目録を以御肴一種宛奉差上候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
今夜の法話が左様若い人の心を動かすとも受取れない。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
従って、現在の生活に満足している程度は、今村と同様若しくはそれ以上であり、今村が雇主に感謝していると同じように、彼女は、百姓娘の自分を人の羨む東京へつれて来て養ってくれている今村に、心からの感謝を捧げていたのである。
— 平林初之輔 『犠牲者』 青空文庫
この二三日は夜床に入るときっとあの事を思い出して、若しよかったらこうし様若し悪かったらどうし様などと云う考えがチラチラ湧いて来る。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
今朝からお嬢様若葉様始め、召使どもの歎きで、お屋敷の中は滅入ったような心持だ。
— 紅筆願文 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「御用人様――いろいろ考えましたが、どうも金ずくでお渡しは相成り兼ねます」「フーム」「兄伊之助が心に掛けた倅乙松を御渡し下さるか――」「左様な者は一向知らぬと申したではないか」「では、御当家に御泊りの、園山様若様、鶴松様に、この北と申す姪が御目通りいたしたいと申します。
— 迷子札 『銭形平次捕物控』 青空文庫
小さな茶屋、高さ十フィートばかりの青銅の神様若干、それから例の如き日本人の群集。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
要旨は、 ――当御所には、親王様若宮様がおいであそばされる。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫