山吹色
やまぶきいろ
名詞名詞-の形容詞
標準
amber
文例 · 用例
ホームズが長い道の方を指さすと、荒れ地の茶と林の新緑のあいだに延びる山吹色の筋の遠く向こうから、黒い点がこちらの方角へ進んでくるのがわかった。
— THE ADVENTURE OF THE SOLITARY CYCLIST 『自転車乗りの影』 青空文庫
三十日の夕方に宮家から贈った衣箱の中へ、源氏が他から贈られた白い小袖の一重ね、赤紫の織物の上衣、そのほかにも山吹色とかいろいろな物を入れたのを命婦が持たせてよこした。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
ほら、この通りここに五十両程用意して参っているが、これだけでは資本に不足か」 ちゃりちゃりと山吹色を鳴らしてみせましたので、笑止なことには根が下司な中間共です。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
早う参れ」 一二丁程向うにいざなって、ちゃりちゃりと山吹色の泣き音をさせながら、裸人足共の手のうちに並べて見せたのは天下通宝の小判が十枚――。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
薩摩の山吹色はまた格別のようでござりまするな」「うんうん、飢饉にしてはなかなか色艶もよさそうじゃ。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
零れ出したのは灘の生一本と思ひの外、山吹色をした小粒金であつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
童女は臙脂の色の汗袗に、支那綾の表袴で、袙は山吹色の支那|錦のそろいの姿であった。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
派手な色でない山吹色、黒みのある紅、深い紫、青鈍などに喪服を着かえさせ、薄紫、青|朽葉などの裳を目だたせず用いさせた女房たちが大将の給仕をした。
— 夕霧二 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の着物は山吹色がとても鮮やかだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
山吹色の夕日が、一日を締めくくる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この部屋の壁は、落ち着いた山吹色だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash