定収入
ていしゅうにゅう
名詞
標準
fixed income
文例 · 用例
と訊かれるかも知れぬが、定収入といっては朝日新聞から貰って居る月給である。
— 夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 『文士の生活』 青空文庫
僕は新聞記者として、定収入を得て、それに依つて生活し、作家として生活し得る確実なる見込がついてから、初て作家生活を始めたのである。
— 菊池寛 『世に出る前後』 青空文庫
結婚当時の私の定収入は月百円、シナリオを年に二、三本書いて、それが一本二百円くらいの相場だつたから、どうやらやつては行けたが、彼女の衣類が質屋に行つたことも一、二度あつた。
— 伊丹万作 『わが妻の記』 青空文庫
しかも『ライン新聞』を去ったカールが友人と共にパリで『独仏年誌』を発行することにきまって、編輯者としてカールが五百ターレルずつ定収入を得ることが出来るという見とおしがついて、はじめてイエニーとの結婚も実現したのであった。
— 宮本百合子 『カール・マルクスとその夫人』 青空文庫
その日の夕刊を見た人々は皆、当然の休場を予想していたらしく、毎日の定収入になっている御定連の入りすらも半分以下で、最終幕の前に「当劇場主轟九蔵氏急死に就き勝手ながら整理のため向う一箇月間休場いたします」の立看板を舞台中央の幕前に出した時には、無礼にも拍手した奴が居た。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
伸太郎 うん、それなんだがね、俺も今までくわしい事は知らなかったんだが、ああ言う音楽家などと言うものは別に何処の会社へきまって出勤すると言う事がないので定収入と言うものはないらしいんだね。
— 五幕七場 『女の一生』 青空文庫
私達は定収入というものが無いので、金のある時は割にあり、無くなると明日からばったり無くなった。
— 高村光太郎 『智恵子の半生』 青空文庫
私達は定収入といふものが無いので、金のある時は割にあり、無くなると明日からばつたり無くなつた。
— 高村光太郎 『智恵子抄』 青空文庫
作例 · 標準
年金生活者は、定収入で生活をやりくりしている。
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彼は公務員なので、毎月安定した定収入がある。
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定収入が保証されている仕事は、安心感がある。
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