氷面
ひょうめん
名詞
標準
ice surface
文例 · 用例
五 わたしが望んだごとく、われわれのうしろの氷面が破れて、細い水の条が現われて来た。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
牧師は他殺にて、致命傷は左側より頭蓋腔中に入れる銃創なるも、銃器は発見されず、死体は氷面の窪みの中にありて、その後は栄光の事なかりしも、妻はその夜限り失踪して、ついにスティヴンとともに踪跡を失いたり。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
せいぜい雪を溶かして、底知れぬ深さを思わせる半透明の氷面をむきだしにしただけであった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
それからまぎれもなくここが川だと云わぬばかりに氷面をさらしはじめる。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
傾斜の激しい氷面を降りる時になど、スピイドを加減するための方法である――この硬い雪は、近代的に場慣れた恋だ。
— 白い謝肉祭 『踊る地平線』 青空文庫
それは湖の上で滑っている人を、横から氷面に近い所に眼をおいて見ると、氷の面が弾性体的の振動をしていることによっても知られるのである。
— 中谷宇吉郎 『スポーツの科学』 青空文庫
縺れ合う建物群全体を覆う風化作用はぞっとする程で、塔が突き出している所の氷面には崩れ落ちた石材と有史以前の屑が散乱していた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
氷面以下の調査と複写にかれこれ五時間は連続点灯させてきたので、いかに特殊な処方の乾電池とはいえ精々もっても後四時間程度なのが明白だった――尤も、特に興味深い場所あるいは難所以外は懐中電灯のうち一本を点灯させずにおくことでこの限界を越えて安全マージンをなんとか確保できるだろう。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
作例 · 標準
スケートリンクの氷面は、丁寧に手入れされており非常に滑らかだった。
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凍った湖の氷面には、朝日が反射して眩しい光を放っていた。
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気温が上昇し、氷面には亀裂が入り始めた。
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