孵化器
ふかき
名詞
標準
incubator
文例 · 用例
凧のかげ夕方かけて読書かな夕立やかみなり走る隣ぐに沓かけや秋日にのびる馬の顔鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな秋ふかき時計きざめり草の庵石垣に冬すみれ匂ひ別れけり 彼の俳句の風貌は、彼の人物と同じく粗剛で、田舎の手織木綿のやうに、極めて手触りがあらくゴツゴツしてゐる。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
宇宙万象の秋、人の心に食い込む秋思の傷みを咏じ尽して遺憾なく、かの芭蕉の名句「秋ふかき隣は何をする人ぞ」と双壁し、蕪村俳句中の一名句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
秋ふかき隣は何をする人ぞ秋さびし手毎にむけや瓜茄子 芭蕉の心が傷んだものは、大宇宙の中に生存して孤独に弱々しく震えながら、葦のように生活している人間の果敢なさと悲しさだった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
恩愛ふかき親に苦を増させて、我れは同じき地上に彷遑ん身の、取あやまちても天上は叶ひがたし。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
塔中秘事雪ふかきまぐさのはたけ、 玉蜀黍畑|漂雪は奔りて、丘裾の脱穀塔を、 ぼうぼうとひらめき被ふ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
近代野蛮人といふ語の意義ふかきをおもふ。
— 山口 『行乞記』 青空文庫
緑蔭朝の冷し肉は皿につめたくせりいはさかづきのふちにちちと鳴けり夏ふかきえにしだの葉影にかくれあづまやの籐椅子によりて二人なにをかたらむ。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
梅の花、常夏の花などにつけて、定基の母の歌をおこしたのに右衛門の返ししたのもあり、又右衛門の家に定基の母が宿って、夜ふかき月をながむるに虫の声のみして人皆寝しずまりたるに、「雲ゐにてながむるだにもあるものを袖にやどれる月を見るらむ」と老女の悲愴の感をのべたのがある。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
作例 · 標準
孵化器の中で卵を一定の温度に保ち、ヒナが生まれるのをじっと待つ。
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この孵化器は湿度調節機能も付いており、非常に高い成功率を誇っている。
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理科の実験室にある孵化器を覗き込むと、卵に小さなひびが入っていた。
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