様用
さまよう
名詞
標準
文例 · 用例
はあ、それならと手を取るように教えてやっけが、お前様用でもないかの。
— 泉鏡花 『清心庵』 青空文庫
お客様用の座ぶとんと、きれいなテーブルも欲しい。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
ことによつたら、お泊りになる方があるかも知れないから、お客様用の寝室を両方とも使へるやうにしといてね。
— 岸田國士 『落葉日記』 青空文庫
ホヤのついた西洋蝋燭の行灯みたようなものもあって、これはお客様用に使ったりしていた。
— 高村光太郎 『美術学校時代』 青空文庫
又、昔は、和風の本館があったと思われるところが、洋館に造り変えられ、そこには、まだ宮様用の、紋章づきの、玉座のような椅子があった。
— 坂口安吾 『小さな山羊の記録』 青空文庫
そしてまたかの緋カンザクラ(現に上のカンザクラもこの緋カンザクラも数本は既に同地の人家に栽えてあって、毎年よく花が咲きつつあるから、この両樹は同地に適する)の苗を同様用意してこれを植える。
— 牧野富太郎 『寒桜の話』 青空文庫
何も欲しかないが、先方で彼様用心すると、此方でも何か摘んでやり度くなる。
— 佐々木邦 『いたずら小僧日記』 青空文庫
御浪人の近藤宇太八樣用心棒と言つては失禮に當るが、何彼とお世話になつてゐる。
— 闇に飛ぶ箭 『錢形平次捕物控』 青空文庫