惶誠
惶誠
名詞
標準
文例 · 用例
臣誠惶誠恐稽首頓首。
— 内藤湖南 『日本文化の獨立』 青空文庫
そこで行長と惟敬が合作して秀吉の降表を偽造したが「万暦二十三年十二月二十一日、日本関白臣平秀吉誠惶誠恐、稽首頓首、上言請告」と冒頭して、小西如安を差出して赤心を陳布するから日本国王に封じて下さい、と書いてある。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
また勝利者というものは、一切を征服したあとで死ぬものは死に、降るものは降って、「臣誠惶誠恐死罪死罪」というような状態になると、彼は敵が無くなり相手が無くなり友達が無くなり、たった一人上にいる自分だけが別物になって、凄じく淋しくかえって勝利者の悲哀を感じる。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
臣安萬侶、誠惶誠恐、頓首頓首す。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
以上のあとに、伏して請ふ乾臨明照のもと尊氏|直義以下逆党の誅命あらん事を畏みて 奏し仰ぐ義貞 誠惶誠恐謹言 とした長文だった。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫