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祖先伝来

そせんでんらい
名詞
1
標準
hereditary
文例 · 用例
せっかく一身を立てさせようと思えばこそ、祖先伝来の田地を減らしてまで学資を給してくれた父を、まあ失望させたような有様で、草深い田舎にこの年まで燻ぶらせているかと思うと、何となく悲しい心持になってしまうのだ。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
T「さんぴん山左衛門が祖先伝来の此の名刀」 とほろりとした。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
こういう祖先伝来の便宜というものは、誠に長い間の因果関係によって時間的に縦に組立てられた結果であって、その因縁のなかった人には当然得られない便宜であります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
わたしの祖先伝来であつてそしてわたし一代で使ひつくすべきあらゆる才能とあらゆる教養とに点火する時が来た。
岡本かの子 青空文庫
某日、太陽が湖心の真上を過ぎてから西岸の山毛欅の大樹の梢にかかるまでの間に、三度以上雷鳴が轟いたなら、シャクは、翌日、祖先伝来のしきたりに従って処分されるであろう。
中島敦 狐憑 青空文庫
祖先伝来の一党を提げて西郷さんのお伴をして、この不愉快な日本を離れて士族の王国を作りに行かねばならぬ。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
上古は、祖先を同じうする人々が、鞏固に団結して、祖先伝来の職業にいそしんでゐたのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
甥のあるものは祖先伝来の槍をふり回して猫を突くと言って暗やみにしゃがんでいた事もあった。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
作例 · 標準
この土地は祖先伝来のもので、代々大切に受け継がれてきた。
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祖先伝来の技術を守り続ける職人の姿に、多くの人が感銘を受けている。
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彼の一族には、祖先伝来の特別な家紋がある。
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