張り付ける
はりつける
動詞
標準
文例 · 用例
その他にBIOS、通信関係、検査、ベーシックを収めるROMやカセットテープの製作要員、さらに追いかけの作業となるOSの移植スタッフなどが必要となり、社内の担当者と、日本電気では協力会社と呼んでいる外注のスタッフあわせて、つごう二五名程度を専従として張り付ける必要があるだろうという。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
そんな面倒な事をするより此辞令を三日間教員室へ張り付ける方がましだ。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
そんな面倒な事をするよりこの辞令を三日間職員室へ張り付ける方がましだ。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
「奥さんこの帽子は重宝ですよ、どうでも言う事を聞きますからね」と拳骨をかためてパナマの横ッ腹をぽかりと張り付けると、なるほど意のごとく拳ほどな穴があいた。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
一国の文明を進めんと欲すれば先ず一家の文明を進むべし、一家の文明を進めんと欲すれば先ず一身の文明を進むべし、一身の文明を進めんと欲すれば先ず三度の食物を文明的に改良すべしとこういう順序になって来ますね」広海子爵「アハハ何でも食物へ引張り付ける。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
これなどはただ自分の名をいろいろと小札に印刷して、それをできるだけ多くの堂宮の戸や柱にはってあるくだけで、刷毛のついた継竿などを用意して、手のとどかぬような高いところにはり付けるのを手柄にしていた。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
いくらでも、張りよい、小型のビラを、僕等の背中に張りつけるがよい。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
そして彼らは彼らの理論の非現実性に、普遍妥当性または永遠性などというがごとき美しき札を張りつける。
— 三木清 『危機における理論的意識』 青空文庫