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根掘り

ねほり
名詞
1
標準
文例 · 用例
巡査は、虹吉のことだけを、根掘り葉掘り訊きたゞした。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
四月三日 今日はいい付けられて一日古い桑の根掘りをしたので大へんつかれた。
宮沢賢治 或る農学生の日誌 青空文庫
どう考えても、由井正雪の絵馬、殊にその画面も寸分違わないような同一の絵馬がほかにあろうとは思われないので、更にその出所を根掘り葉掘り詮議すると、多左衛門は声をひそめて話した。
正雪の絵馬 半七捕物帳 青空文庫
文字春は自分の大切な弟子の身の上がなんとなく危ぶまれるので、根掘り葉ほりに詮索をはじめた。
津の国屋 半七捕物帳 青空文庫
少年の頃、自分がうまいものをよそで饗ばれて帰って話すとき、母は根掘り葉掘り詳しく聞き返し、まるで自分が食べでもしたような満足さで顔を生々とさしたではないか。
岡本かの子 食魔 青空文庫
夜どおし想いつづけ、翌日小屋に来て誰彼を掴えて、その奇妙な俥ひきの祖父と孫娘のことを語っているのを、玉堂がきいて、あ、それなら知っている僕の路地にいる男だと言うと、彼女は根掘り他吉のことをきき、祖父ひとり孫ひとりのさびしい暮しだとわかると、ぽうっと、赧くなって、わてもひとり身や。
織田作之助 わが町 青空文庫
「あの男は……」 どこに住んでいるのかなどと、根掘りそこのお内儀にきくと、なんでもここから一里半、市内電車の終点から未だ五町もある遠方の人で、ゆで玉子屋の二階に奥さんと二人で住んでいるらしい。
織田作之助 雪の夜 青空文庫
女中を捉えて、根掘り聴くとここ一週間余り毎日のことだという。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫