幻辞.com

お惚け

おとぼけ
名詞
1
標準
feigned ignorance
文例 · 用例
恐らく彼が鉄と、火と、毒|瓦斯の中で一心を凝らして考え抜いて来た説明の順序を、今一度、ここで繰返したものらしかったが、そのせいか、こうした甘ったるいお惚けが、氷のように切迫した人生の一断面を作って、私の全神経に迫って来たのであった。
夢野久作 戦場 青空文庫
へへへ」「いや、全く思わないところまで遠っ走りしたものでネ、なにしろ知合いに会ったものだから」「はアはア、そうでっか、お惚け筋で、へへへ、どちらまで行きはりました」「ウフン。
海野十三 蠅男 青空文庫
おとぼけなさっては、いけません。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
ところが、目皺を寄せ、頬を刻んで、妙に眩しそうな顔をして、「おや、師匠とおいでなすったね、おとぼけでないよ。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
「おまえは実際そこまでとぼけるか」と席を蹴って帰ろうかと思ったが、珠里亜仲間の同病意識に免じておとぼけに付き合うことにした。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
」「あら、おとぼけになったら、いけません。
菊池寛 第二の接吻 青空文庫
おとぼけなさりますな!
曲芸三人娘 右門捕物帖 青空文庫
いつそのような者が当院に逃げ込んだと申さるるのじゃ」「おとぼけ召さるなッ、その衣の袖下かいくぐって逃げ込んだのを、この二つのまなこでとくと見たのじゃ。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「feigned ignorance」である。
「feigned ignorance」という意味で使われることが多い。
feigned ignorance」という概念は重要だ。
その出来事は「feigned ignorance」の良い例だ。