お惚け
おとぼけ
名詞
標準
feigned ignorance
文例 · 用例
恐らく彼が鉄と、火と、毒|瓦斯の中で一心を凝らして考え抜いて来た説明の順序を、今一度、ここで繰返したものらしかったが、そのせいか、こうした甘ったるいお惚けが、氷のように切迫した人生の一断面を作って、私の全神経に迫って来たのであった。
— 夢野久作 『戦場』 青空文庫
へへへ」「いや、全く思わないところまで遠っ走りしたものでネ、なにしろ知合いに会ったものだから」「はアはア、そうでっか、お惚け筋で、へへへ、どちらまで行きはりました」「ウフン。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
「おとぼけなさっては、いけません。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
ところが、目皺を寄せ、頬を刻んで、妙に眩しそうな顔をして、「おや、師匠とおいでなすったね、おとぼけでないよ。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
「おまえは実際そこまでとぼけるか」と席を蹴って帰ろうかと思ったが、珠里亜仲間の同病意識に免じておとぼけに付き合うことにした。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
」「あら、おとぼけになったら、いけません。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
「おとぼけなさりますな!
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
いつそのような者が当院に逃げ込んだと申さるるのじゃ」「おとぼけ召さるなッ、その衣の袖下かいくぐって逃げ込んだのを、この二つのまなこでとくと見たのじゃ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「feigned ignorance」である。
「feigned ignorance」という意味で使われることが多い。
feigned ignorance」という概念は重要だ。
その出来事は「feigned ignorance」の良い例だ。