身過ぎ
みすぎ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
one's living
文例 · 用例
)だから、短歌や俳句には、既に盛るに不適当な感性が現代にはあると多かれ少なかれ感じられてゐるにも拘らず、歌人俳人の方が詩人よりも遥かに身過ぎ世過ぎは楽だといふ有様である。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
時代後れとなって学校を退かされてもこれが却って身過ぎの便りとなり、下町の娘たちを引受けて嫁入り前の躾をする私塾を開いていた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
そしてあるものはたいがい食ひ尽して仕舞つたから身過ぎのため何か職業を選ばなければならなくなつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
この老人の用ありそうな身過ぎのため、と見て取ると、半纏着は気を打って、悄気た顔をして、剥いて落した梨の皮をくるくると指に巻いて、つまらなく笑いながら、「ははは、野原や、山路のような事を言ってなさらあ、ははは。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
集めてみますと、ひとり女の老後の身過ぎが出来るほどのものは母は持っていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
まあまあと思い返して、「そうか、主家を滅ぼした敵の片割れに縁のある家の仕事をして、身過ぎをするのも時代時節、まあ何事も辛抱だね」と言っておいた。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
身過ぎ世過ぎならば洋服も着よう。
— 永井荷風 『妾宅』 青空文庫
けれども要するに、それはみんな身過ぎ世過ぎである。
— 永井荷風 『妾宅』 青空文庫
作例 · 標準
わずかな内職で身過ぎをしている老人を、近所の人々が支えていた。
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「明日の身過ぎもままならない」という極貧の生活を送る。
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彼は芸を売って身過ぎをしながら、全国を旅して回っている。
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