夜を明かす
よをあかす
表現動詞-五段-サ行
標準
to stay up all night
文例 · 用例
「だめだね」 もう地下鉄の中ででも夜を明かすより方法がない、と娘の方へ半泣きの顔を向けると、「もう一軒当ってみましょう。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
それでも腑抜けず、ぶるぶるふるえながら夜を明かすと、死骸を埋めた足で早速工事場へ濡れ鼠の姿を、首垂れて現わした。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そして、さまざまな女が、いかにも女の都の京都らしく、あるいは一夜妻の、そして土曜夫人として週末の一夜を明かすと、日曜日の朝の河原町通りは、昨夜の男が子供にせがまれていそいそと玩具のジープを買うのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
そう思うと、いくらか元気が出て、泣きながら夜を明かすと、また歩きました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
一緒に家に入り、気味の悪い一夜を明かす。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
隣の飾窓で蝨をつぶしている音を聴きながら、その夜を明かすと、もう暮の二十八日、闇市の雑閙は急に増えて師走めいた慌しさであった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
野球戦の入場券一枚を手に入れるために前夜からつめかけて秋雨の寒い一夜を明かす勇敢な人たちの話は彼を驚かし感心させた。
— 寺田寅彦 『野球時代』 青空文庫
それに雨は急に晴れそうにもないし、汽車も翌日の午後でないと乗れないから、そこで一夜を明かすことにして雨戸に手をかけると、苦もなく明いたので、内へ入って寝たところであった。
— 田中貢太郎 『指環』 青空文庫
作例 · 標準
徹夜でレポートを仕上げるため、夜を明かした。
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友人と語り明かし、気づけば夜を明かしていた。
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星空がとても綺麗で、思わず夜を明かしてしまった。
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