女になる
おんなになる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to become an adult woman
文例 · 用例
若死したものが生れ代ると男になって、老耄が生れ代ると業で女になるんだ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
もうこれが、私の生涯で唯一の女になるだろう、その大事な人を、その人をあれがいま殺そうとしている。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
名前は忘れたが或る外国人のあらわしたショパン伝を読んでいたら、その中に小泉八雲の「男は、その一生涯に、少くとも一万回、女になる。
— 太宰治 『女人創造』 青空文庫
が、鳥旦那は――鷺が若い女になる――そんな魔法は、俺が使ったぞ、というように知らん顔して、遠めがねを、それも白布で巻いたので、熟とどこかの樹を枝を凝視めていて、ものも言わない。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
」「あそうか、清麗|楚々とした、あの娘が、引抜くと鬼女になる。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
それはわたしへ死のように悠久な憩いを与え、底知れずあたゝかく甘い眠りを誘うふだんのわたしから見ればちょろ/\して、ぴんと弾ねて、ころ/\笑ってばかりいる何とも目まぐるたくて手に終えない倶楽部の娘が、一たん胸を据えてわたしを受け止めるとき、またどうしてこんなに深味も厚みもある女になるのであろう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
たとえそれだけにしろ、たとえ礼心だけにしろ、イベットが今の小田島に対して、男に対する女になることを努めて居るのが、小田島にはいじらしくて仕様が無かった。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
それにしても考えてみれば、四谷左門の娘御が、楊枝店の雇女になるなんどは、これも時世時節と諦めるか。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
標準
to lose one's virginity (of a woman)