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船板塀

ふないたべい
名詞
1
標準
fence made from disused ship planks
文例 · 用例
ちょっとした庭を控えて、庭と桑畑との境の船板塀には、宿の三毛が来てよく昼眠をする。
寺田寅彦 青空文庫
四辺に似ない大構えの空屋に、――二間ばかりの船板塀が水のぬるんだ堰に見えて、その前に、お玉杓子の推競で群る状に、大勢|小児が集っていた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
一面藤の花に、蝶々まで同じ絵を彩った一張の紙幕を、船板塀の木戸口に渡して掛けた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
船板塀に見越しの松や、売れなくともよい小売店の影は決して世の中から消え失せない道理であります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
「咽喉を潤しておいてから……」と、山西は一口飲んで、隣の食卓に正宗の壜を二三本並べている髯の黒い男を気にしながら、「もとは柳橋にいた奴だよ、今は、駒形堂の傍に、船板塀に見越の松と云う寸法だ、しかも、それが頗るの美と来てるからね」と小声で云って笑顔をした。
田中貢太郎 水魔 青空文庫
船板塀をした二階家があって、耳門にした本門の簷口に小さな軒燈が点り、その脇の方に「山口はな」と云う女名前の表札がかかっていた。
田中貢太郎 水魔 青空文庫
そこはその傍の問屋の荷揚場らしい処で、左側に山口家の船板塀があり、右側に隣の家の煉瓦塀があった。
田中貢太郎 水魔 青空文庫
通りすがりの船板塀から、松の枝が、おどりの手ぶりのような影を落として、道路のむこうを、猫が一匹ノッソリと横切ってゆく。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
港町の古い家には、今でも船板塀で囲まれたものが残っていることがある。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
潮風に晒された船板塀は、独特の風合いを醸し出していた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は、解体された古い船の木材を再利用して、自宅の庭に船板塀を作った。
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