稼ぎ時
かせぎどき
名詞
標準
good time to make a profit
文例 · 用例
目の光の晃々と冴えたに似ず、あんぐりと口を開けて、厚い下唇を垂れたのが、別に見るものもない茶店の世帯を、きょろきょろと※していたのがあって――お百姓に、船頭殿は稼ぎ時、土方人足も働き盛り、日脚の八ツさがりをその体は、いずれ界隈の怠惰ものと見たばかり。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
十月に這入って、土地も一としきり繁昌する時節だから、その稼ぎ時に五六日も家をあけて、些っと主人を困らせて遣りたいのさ。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
稼ぎ時に稼がなけりゃあ、主人が困るばかりでなく、第一自分の損にもなるじゃあねえか。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
親仁はこれからが稼ぎ時ではないのかい。
— 泉鏡花 『山吹』 青空文庫
「庄吉」「おおっ、兄弟」「俺とな、仲間との餞別だあ」 吉松は、もう、姿を変えて、職人風で、手拭を、頭から冠りながら「世間様、どさくさしていなさるから、稼ぎ時だ」 と、笑って、重い財布を、庄吉の掌の中へ渡した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
「お、いらっしゃい!書き入れ時だし、連休はかき氷屋にとって一番の稼ぎ時だよ」
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タクシー運転手にとって、終電間際の駅前は一晩で最も効率の良い稼ぎ時だ。
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冬休みが始まる前のこの時期こそが、旅行代理店にとっては最大の稼ぎ時となる。
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「うわあ、すごい人出だ!今が稼ぎ時だから、気合を入れて接客しよう」
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