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砂煙

すなけむり
名詞
1
標準
cloud of sand (dust, etc.)
文例 · 用例
なお見ていると、小さな石一つ、沢の上から落ちて、豆太鼓でも鳴らすような、カラカラ音をさせると見ると、砂煙がぱッと立って、二、三丈ばかりの砂夕立が降る。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
街を、剽悍な蒙古騎兵の一隊が南へ、砂煙を立てながら、風のように飛んで行く。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
湿った暗闇の中を、砂煙が濛々と渦巻いているのが感じられる。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
凄じく嘶いて前足を両方|中空へ翻したから、小さな親仁は仰向けに引くりかえった、ずどんどう、月夜に砂煙がぱっと立つ。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
私のは先へ立つたが、――説明を聞くと、砂煙がすさまじいので、少くとも十|町あまりは間隔を置かないと、前へ進むのはまだしも、後の車は目も口も開かないのださうである。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
道は大畝りに、乗上り乗下つて、やがて、野は迫り、山来り、巌近づき、川灌いで、やつと砂煙の中を抜けたあたりから、心細さが又増した。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
しばらくして突立って、わってッて追い駆けると、もうわいわいという騒ぎで、砂煙が立ってまさ。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
砂山を慌しく一文字に駈けて、こなたが近いた時、どうしたのか、脱ぎ捨てた袴、着物、脚絆、海草の乾びた状の、あらゆる記念と一緒に、太鼓も泥草鞋も一まとめに引かかえて、大きな渠は、砂煙を上げて町の方へ一散に遁げたのである。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
作例 · 標準
荒野を駆け抜ける馬車が、後方に巨大な砂煙を巻き上げている。
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工事車両が通り過ぎるたびに砂煙が舞い、通行人は口元を押さえた。
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ゴール直前、ランナーたちが激しく競り合い、トラックに砂煙が上がった。
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