滑脱
かつだつ
形容動詞
標準
adaptable
文例 · 用例
この頭の働きの領土の広さと自由な滑脱性とに関して芭蕉と対蹠的の位置にいたのはおそらく凡兆のごとき人であったろう。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
」と外交官の甥はさすがに円転|滑脱である。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
夫人がこうも円転滑脱、弁舌さわやかに、自分の立場を明らかにした以上、こっちからそれを崩しにかかることは、たいへんである。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
が、伊藤八兵衛の智嚢として円転滑脱な才気を存分に振ったにしろ、根が町人よりは長袖を望んだ風流人|肌で、算盤を持つのが本領でなかったから、維新の変革で油会所を閉じると同時に伊藤と手を分ち、淡島屋をも去って全く新らしい生活に入った。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
椿岳は奇才縦横円転滑脱で、誰にでもお愛想をいった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
伊藤八兵衛に用いられたのはこの円転滑脱な奇才で、油会所の外交役となってから益々練磨された。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
が、この円転滑脱は天禀でもあったが、長い歳月に段々と練上げたので、ことさらに他人の機嫌を取るためではなかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
円転滑脱ぶりが余りに傍若無人に過ぎていた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんな状況にも滑脱に対応できる、優れた交渉術を持っている。
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彼女の滑脱な人柄は、初対面の人ともすぐに打ち解けさせる。
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この組織は環境の変化に滑脱な対応ができるため、常に成長を続けている。
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