線香をあげる
せんこうをあげる
表現動詞-一段
標準
to offer incense (for a departed person)
文例 · 用例
五 均平は銀子の松次から言うと本家に当たる松の家で、風呂を入れてもらったり、電話を取り次いでもらったりしていたので、たまには二階へ上がってお茶を呑み、金ぴかの仏壇の新仏にお線香をあげることもあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
棺の中に納められて、ろくに線香をあげる人もない心細い有様であったにしても、とにかく一度は確かに死んだはずの主人孫右衛門が、平常着のまま、仏間の後ろの暗い廊下で、後ろから匕首で、左貝殻骨の下を縫われ、紅に染んで死んでいたのです。
— 二度死んだ男 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「何んにも聽きやしません、――私は線香をあげるつもりで、縁側に參りますと、旦那樣と親分方がいらしつて、驚いただけのことで、へエ」「お前は、此家に何年ゐるんだ」「二十五、六年にもなりませうか。
— 闇に飛ぶ箭 『錢形平次捕物控』 青空文庫
顔には白い晒木綿が掛けてあるが、枕許には燈明や線香をあげる支度もできていなかった。
— 山本周五郎 『ばちあたり』 青空文庫
作例 · 標準
お盆には、実家に戻って仏壇に線香をあげた。
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「おじいさんの法事では、みんなで線香をあげて故人を偲びました。」と母が言っていた。
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弔問に訪れた際、静かに線香をあげるのが礼儀だと教わった。
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