顳顬
こめかみ異読 コメカミ
名詞頻度ランク #36543 · 青空 0 例
標準
temple (on side of head)
文例 · 用例
額の脂で手が辷りさうなので直ぐにそれはこめかみに当て換へられた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
それから後に気を付けて見ると同年輩の友人の中の誰彼の額やこめかみにも、三尺以上|距れていてもよく見えるほどの白髪を発見した。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
始終談笑しているのが巡査と人夫で、医者はこめかみのへんを両手で押えてしゃがんでいる。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
それこそ、まるで滝のよう、額から流れ落ちる汗は、一方は鼻筋を伝い、一方はこめかみを伝い、ざあざあ顔中を洗いつくして、そうしてみんな顎を伝って胸に滑り込み、その気持のわるさったら、ちょうど油壺一ぱいの椿油を頭からどろどろ浴びせかけられる思いで、老博士も、これには参ってしまいました。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
藤井先生は黒板のうらがわにかけてある竹のむちを持って、つかつかと石太郎のところへいき、いいかげんにしとけと、むちのえで、石太郎のこめかみをこづかれる。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
石太郎は、むちでこめかみをぐいとおされ、左へぐにゃりとよろけたが、依然てれたような表情で、沈黙しているばかりである。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
阿呆やな」 言いながら、いつもは奥の長火鉢の前で、頭痛膏をこめかみにはりつけた蒼い顔で、置物のようにぺたりと坐りこんでいる御寮人が、思いがけずいそいそと出て来て、「――よう来てくれはりました。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
彼らはこめかみを顫わせた武帝の顔を恐る恐る見上げた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
作例 · 標準
締め切りが迫ると、ストレスのせいか右の顳顬がズキズキと痛み出す。
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彼は深い考え事をする時、人差し指で顳顬を押さえる癖がある。
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冷たいかき氷を急いで食べたせいで、顳顬にキーンと衝撃が走った。
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