飛び退る
とびすさる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to leap back
文例 · 用例
白糸あなやと飛び退る遑もなく、「偸児!
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
ヒョイと二、三歩飛び退ると、俄然態度を一変した。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
止まった刀を手許へ引き、一間あまり飛び退ると、長庵は刀を背後へ廻した。
— 国枝史郎 『村井長庵記名の傘』 青空文庫
(ビクッとして一二歩飛び退るようにする。
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
秀陳は仰天してひと飛びに三歩ほど飛び退ると、息も詰りそうなオロオロ声で、「安南帝国皇帝附き諜報部長宋秀陳」「その下級官吏が俺と同じホテルに泊っているというのか。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
この巨人は黒い雷雲を呼び、次いで、飛び退る世界の上に吠え立てる悪魔めいて、その力の切っ先を唸らせた。
— A. キングスフォード A. Kingsford 『犬酸漿』 青空文庫
音もなく飛んだ刀は壮士の小鬢をかすめて、再び刃の音の立つ時、壮士は鳥の如く後ろへ飛び退る、竜之助は透さずそれを追いかける、受けて、また後ろへ飛ぶ途端に、無残や大の男は、石に躓いて※と横ざまに倒れる――この時まで壮士は足駄を穿いていたものです。
— 壬生と島原の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
彼は後へとびすさるなり人家のある方へ逃げて往った。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
作例 · 標準
突然茂みから大きな蛇が現れ、彼は驚いて数メートル後ろに飛び退った。
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剣道の試合で、相手の鋭い突きを間一髪のところで飛び退ってかわした。
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熱いスープが鍋から跳ねた瞬間、火傷をしないよう本能的に飛び退る。
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