縒り
より
名詞頻度ランク #131 · 青空 43 例
標準
twist
文例 · 用例
呪術の誓いは縒りを戻すことは出来ないのだ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
初めのうちはこんなにも大人に育って女性の漿液の溢れるような女になって、ともすれば身体の縒り方一つにも復一は性の独立感を翻弄されそうな怖れを感じて皮膚の感覚をかたく胄って用心してかからねばならなかった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
もろもろの陰は深い瑠璃色に、もろもろの明るみはうっとりした琥珀色の二つに統制されて来ると、道路側の瓦屋根の一角がたちまち灼熱して、紫白の光芒を撥開し、そこから縒り出す閃光のテープを谷窪のそれを望むものものに投げかけた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
こういう既に複雑な人事を胸に畳み込んで、及ばずながら女の腕に縒りをかけているわたくしに取っても、もうセーラ服の女学生でもございますまい。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
この言葉にはわたくしの卒直な感情が一捻じ二捻じ三捻じと切なく縒り捻じれているのですけれど、それを覚りようもない池上は、「女のそういう月並な卑下の仕方は、世の中で僕が一ばん嫌いなものだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
すると、また、あれほど葛岡のためにと臍を固めた殻の厚さも、縒りをかけた女の技倆というものも、女の情にすか/\に浸潤み通されて、それに呆れ返った自分は結局、くたりとなって「どうでもいゝや」という気持に陥ってしまうのでありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その男も今は旦那が死んで、堅いのを見込まれて、婿養子として迹へ据わって、采配を振るっているという訳で、ちょっと悪くないから私もその気で、再び縒りが戻ったんですの。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
倶楽部の演芸場にも「世が世ならば」の群集があふれて、赤を呪う白の人々と、支那政府の眼をくぐって白の動きを見守る赤の密偵と、赤系と白系が縒りまざってまるで理髪屋の標柱のような哈爾賓の社会相が、ここにそのままの縮図を見せているのだった。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
糸の縒りが甘いとすぐに切れてしまう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この縄は職人の手で丁寧に縒りがかけられている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
髪の毛の縒りがほどけてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash