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禿びる

ちびる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to get blunt
文例 · 用例
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
萩原朔太郎 感傷の塔 青空文庫
陽春ああ、春は遠くからけぶつて来る、ぽつくりふくらんだ柳の芽のしたに、やさしいくちびるをさしよせ、をとめのくちづけを吸ひこみたさに、春は遠くからごむ輪のくるまにのつて来る。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
」 さう答へて玄関にあがると、機嫌のいい時にするいつもの癖で、青木さんは小|柄な奧さんの體を軽く引き寄せながら、そのくちびるに短い接ぷんを與へた。
南部修太郎 青空文庫
そして、青木さんの横顏に――夜やみの中に浮んでゐるくつきりした横顏にちらと視線をそゝいだが、すぐに眼をしばしばさせて、くちびるをかみながらまたうつ向いてしまつた。
南部修太郎 青空文庫
おッ母さんはすこぶるむずかしい顔をして樋口の顔を見ています、樋口はいつもの癖で、下くちびるをかんではまた舌の先でなめて、下を向いています。
国木田独歩 あの時分 青空文庫
すると妙な口つきをしてくちびるを動かしていましたが、急に両手を開いて指を折って一、二、三と読んで十、十一と飛ばし、顔をあげてまじめに、「十一だ。
国木田独歩 春の鳥 青空文庫
彼女は小菊の紙でくちびるのあたりを掩いながら俯向いていた。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
髪の長いさっきの男は、じっと、彼のつまさきから、頭の髪まで丹念に、ちびる程執拗に睨めながら、もう一度、タフト先生に、どんな用事かときゝ直した。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
作例 · 標準
長年使った鉛筆の芯がすっかり禿びてしまった。
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この彫刻刀は使いすぎて、刃先が禿びている
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毎日料理をしていると、包丁の切れ味が禿びてくるのが早い。
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禿びる(ちびる) — 幻辞.com