有らへん
あらへん異読 あれへん
表現
標準
not
文例 · 用例
銭があらへん」「不景気なことを云うな。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
あの、ろくろ首はでんな、なにもお化けでもなんでもあらへんのでっせ。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
――〆さんがな、いつまでも……」 言いかけて、羅宇しかえ屋の婆さんは話をかえて、「――いつまで、あんた足|洗てなはんネ、水は只やあらへんぜ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
長屋の寄り合いには無くてかなわぬ落語家の〆団治も、今夜は普通の晩やあらへんさかいと、滑稽口を封じられて、渋い顔をしていたが、けれど、さすがに黙って居るのは辛いと見えて、腑抜けている他吉の傍へ寄り、「他あやん、そんな暖簾に凭れて麩噛んだみたいな顔せんと、もっと元気出しなはれ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
水は只やあらへんぜ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
自身にも言い聴かせて「私は何も前の奥さんの後釜に坐るつもりやあらへん、維康を一人前の男に出世させたら本望や」そう思うことは涙をそそる快感だった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
正月を当てこんでうんと材料を仕入れるのだとて、種吉が仕入れの金を無心に来ると、「私には金みたいなもんあらへん」種吉と入れ代ってお辰が「維康さんにカフェたらいうとこイ行かす金あってもか」と言いに来たが、うんと言わなかった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
そして、もう今となっては金を持って行っても手遅れや、赤井に会わす顔もあらへん、金をこしらえても仕様があらへんと、こんな気楽なことをしょんぼり考えて、僅に心を慰めた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有らへんについて考えている。
有らへんという言葉は日本語で重要だ。
彼は有らへんの意味を理解している。
この文には有らへんが含まれている。