逆遇
げきぐう
名詞
標準
文例 · 用例
或は利得の故に教会に結び、或は逆遇に苦しみて教理に帰依す、是の如きは今日の教会にめづらしからぬ実状なり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
世間は広く人間は多きも、恐らく至る所に逆遇を蒙る、僕の如き者も珍しいだらう。
— 清水紫琴 『誰が罪』 青空文庫
官位権力というごとき外面的な福利を追うのが僧侶の常道である時代に、あらゆる迫害と逆遇に堪えて真理の探求と慈悲の実行に没頭した一人の僧侶、――そうしてこの僧侶の言行に真実の道を認めた年少の弟子。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫