磯蚯蚓
いそめ異読 イソメ
名詞
標準
eunicid (any worm of family Eunicidae)
文例 · 用例
と申しましただけではご不審でござりましょうが、源之丞さまは父も大の気に入りの一の弟子、お気だて、お姿、なにから何までのりりしさに、いつとはのう思いそめましたなれど、憎いほどもつれないおかたさまなのでござります。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
初薪のみにて焚きしときは、むら焼けになることありて、火箸などにてかきまぜたりしが、糠粃を用いそめてより、屍の燃ゆるにつれて、こぼれこみて掩えば、さる憂なしといえり。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫
白い扇の、帯にかくれたさきだけが、左の乳首の下あたりに秋の蝶のとまったようにぴったりと…… 黒い夜空ににおいそめた明星のように、チラリチラリと、眼をあげるたびに、星のような瞳が輝き、懐しいまたたきを見せる。
— 長谷川時雨 『一世お鯉』 青空文庫
石井氏が綾之助を愛しんだのは、恋ではなかったが、綾之助は世心がつくにしたがって、この人にこそと思いそめたのであった。
— 長谷川時雨 『竹本綾之助』 青空文庫
ああそうです、お嬢様へ……思いそめしが!
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
「思いそめしが、思いそめしが」「ね、兄貴、話といえば、ざっとこういったものなのさ」 話し終えた岡引の半九郎は、変に皮肉に笑ったものである。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
女と逢いそめてから、これでまだ四度にしかならぬ。
— 近松秋江 『別れたる妻に送る手紙』 青空文庫
菊はまだ褪わずして狂うものは狂いそめ、小菊、紺菊の類は、園の此処彼処にさま/″\な色を見せ、紅白の茶山花は枝上地上に咲きこぼれて居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
作例 · 標準
釣り人は、手返しの良い餌として磯蚯蚓を針に付けた。
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この堤防では、夜釣りの際に磯蚯蚓がよく釣れると評判だ。
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「今日の釣果は、やっぱり磯蚯蚓のおかげだね!」と、ベテラン釣り師は満足げに語った。
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潮間帯の岩場を調査していた生物学者は、特殊な環境に適応した磯蚯蚓の群生を発見した。
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