乗りかかった船
のりかかったふね
表現
標準
having gone too far to turn back
文例 · 用例
また自分が、どのような運動に参加したって、所詮はその指導者たちの、名誉慾か権勢慾の乗りかかった船の、犠牲になるだけの事だ。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
が、乗りかかった船で、一台|大に驕った。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
乗りかかった船、という一言でもって充分であろう。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
しかし、それもお喋りな生れつきの身から出た錆、私としては早く天王寺西門の出会いにまで漕ぎつけて話を終ってしまいたいのですが、子供のころの話から始めた以上乗りかかった船で、おもしろくもない話を当分続けねばなりますまい。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
奴裸火の下に大の字だから、何、本人はどうでもいいとして、近所ずから、火の元が危いんでね、乗りかかった船だ、また台所から入って見ると、平気なもんで、ぐうす、ぐうすう。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
そこで、その親許身請けの金は……」「乗りかかった船で仕方がありません。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
みんな知っているよ」 乗りかかった船で、お絹もこう言った。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
柚は九年の花盛りと、ずい分長いが、十内乗りかかった船である。
— 直木三十五 『相馬の仇討』 青空文庫
作例 · 標準
今さら計画を変えるなんて「乗りかかった船」だよ、最後までやり遂げよう。
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このプロジェクトは「乗りかかった船」だから、どんな困難があっても諦められない。
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「乗りかかった船」の精神で、新しい事業に全力を尽くすつもりだ。
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