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告訴状

こくそじょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
「――チタ子の父から、君を誘拐罪として告訴状を提出しているのだが、君とチタ子とはどんな関係なんだ。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
」私は少し冷笑気味に云つて種田君に向ひ、「告訴状かしら。
平出修 二黒の巳 青空文庫
何様いふ告訴状を上つたか知らぬが、多分自分が前の常陸大掾であつたことと、現常陸大掾であつた国香の死したことを利用して、将門が暴威に募り乱逆を敢てしたことを申立てたに相違無く、そしてそれから後世の史をして将門常陸大掾国香を殺すと書かしめるに至らせたのであらう。
幸田露伴 平将門 青空文庫
この「ゲダイ」というは馬喰町の郡代屋敷へ訴訟に上る地方人の告訴状の代書もすれば相談|対手にもなる、走り使いもすれば下駄も洗う、逗留客の屋外囲の用事は何でも引受ける重宝人であった。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
中には父の日記の断片と思われるものや、二川重行から来た書状や、告訴状の写し見たいなものや、報告書見たいなものが這入っていた。
――二川家殺人事件 黄鳥の嘆き 青空文庫
二川子爵の告白書の次は、父の手記と、告訴状や抗告書などの写しとの錯綜だった。
――二川家殺人事件 黄鳥の嘆き 青空文庫
私は法廷で判事がその告訴状を読み上げるのを聴いた時から、これはなかなかの難事件だと思いました。
モーリス・ルヴェル Maurice Level 自責 青空文庫
私の友人の死体が見つかった時刻には、私がオークニー諸島に居たことが証明されたので、大陪審(十二名ないし二十三名から成り、小陪審の手に移る前に告訴状の審査をするもの―訳註)がこの告訴を却下し、この町へ来てから二週間後には、私は監獄から釈放された。
FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS フランケンシュタイン 青空文庫