漢書
かんじょ
名詞
標準
Book of Han (111 CE)
文例 · 用例
かかる際にお花と源造に漢書の素読、数学英語の初歩などを授けたが源因となり、ともかく、遊んでばかりいてはかえってよくない、少年を集めて私塾のようなものでも開いたら、自分のためにも他人のためにもなるだろうとの説が人々の間に起こって、兄も無論賛成してこの事を豊吉に勧めてみた。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
茲で一寸話が大戻りをするが、私も十五六歳の頃は、漢書や小説などを読んで文学というものを面白く感じ、自分もやって見ようという気がしたので、それを亡くなった兄に話して見ると、兄は文学は職業にゃならない、アッコンプリッシメントに過ぎないものだと云って、寧ろ私を叱った。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
起居注の魏観字は杞山というもの、太子に侍して書を説きけるが、一日太祖太子に問いて、近ごろ儒臣経史の何事を講ぜるかとありけるに、太子、昨日は漢書の七図漢に叛ける事を講じ聞せたりと答え白す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
昏倒した蘇武に対する胡火を入れて、その上に傷者を寝かせその背中を蹈んで血を出させたと漢書には誌されている。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
漢書の匈奴伝には、その後、李陵の胡地で儲けた子が烏籍都尉を立てて単于とし、呼韓邪単于に対抗してついに失敗した旨が記されている。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
普通に『前漢書』列伝李広善く射る、出猟し草中の石を見て虎と思い射て石に中て矢をい没む、見れば石なり。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
(大正三年一月、『太陽』二〇ノ一) 玄奘の『大唐西域記』巻三に、北インド咀叉始羅国の北界より信度河を渡り東南に行く事二百余里大石門を度る、昔|摩訶薩(『漢書』)、(揚雄『方言』)など作りあれば、烏菟は疑いなく虎の事でその音たまたま猫の梵名に酷く似たのだ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
もっとも古いところでは、今より約千八百年前成った、班固の『前漢書』五九の張安世の伝にある。
— 南方熊楠 『失うた帳面を記憶力で書き復した人』 青空文庫
作例 · 標準
中国史の研究者が、漢書を紐解きながら古代の習俗について考察していた。
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高校の授業で、漢書に記された歴史的事件や人物像について学んだ。
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司馬遷の史記と並んで、漢書も中国の歴史を知る上で非常に重要な文献だ。
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