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小衣

こぎぬ
名詞
1
標準
文例 · 用例
コギンは小衣、すなわち労働の時に着る短い衣服のことであって、土地によってはまたコギノともコイノとも謂い、中央部はもとより九州地方までも共通した地方語である。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
母は健康で、つやつやとした顔で、小巾切れで紐など作って、また愛らしい袋も作って村の子女たちに与えた。
三浦環 お蝶夫人 青空文庫
「矢張さうか、どれ見せろ」 それは恐ろしく拙い字で、半紙一パイに書き埋めた、思ひのたけの文句で、くさ/″\の品は、お通の持物らしい、小巾や玉や、哀れ深い品々だつたのです。
恋をせぬ女 錢形平次捕物控 青空文庫
「外に気の付いたことは無いのか」「行水が済んでから、家中を捜して見ましたが、売れ残りの小巾が少しあるだけで、何んにもありやしません」「刃物は」「切れそうも無い莱切包丁が一丁あるだけ、そう/\見事な懐中煙草入がありましたよ。
群盗 銭形平次捕物控 青空文庫
六 二階へ登ると、其處は彌太郎お町の妹のお信の部屋で、十歳の小娘の好みらしく、小巾や人形や繪艸紙が、かなり贅澤に散らばつて居ります。
青錢と鍵 錢形平次捕物控 青空文庫