菘
すずな異読 スズナ
名詞
標準
turnip (Brassica rapa)
文例 · 用例
緑色素を有する菜類、即ち菘の類を与えなければ家鶏は多く不活発に陥る。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
「春初の早韮と、秋末の晩菘と――私の好きなのは、この二つです。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
」菜の花に菘字を用ゐたのは、医家だけに本草綱目に拠つたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
卑弥呼は藁戸の下へ蹲踞ると、ひとり菘を引いては投げ引いては投げた。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
仁徳の菘菜の御製の方は、叙景の部分は僅かであるが、此方は自然に興味を持つた初期のものと見てもよい程、単純で、印象を強く出して居る。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫
それから藍の中に菘藍という種類がある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
菘というのはこの頃ある白菜です。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
この頃結球白菜などと言うて来て居るのは菘の非常に改良された種類です。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
菘を煮物にすると、味がよく染み込んで、とろけるような食感が口いっぱいに広がる。
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春の七草を揃える際、スーパーの店頭に並んだ瑞々しい菘をカゴに入れた。
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菘の葉の部分も捨てずに細かく刻んで、油で炒めると絶好のご飯のお供になる。
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