野冊
やさつ
名詞
標準
plant press
文例 · 用例
だからわしは組に行つて、何とかしてくれと云ふんですが、組ぢやさつぱり受けつけませんのでな。
— 葉山嘉樹 『万福追想』 青空文庫
「いいや一晩置きやさつぱり食へん。
— 横光利一 『悲しめる顔』 青空文庫
ほとゝぎす鳴くやさつきの雨の夕ぐれ この歌などは、そんなにたくさん類例のないほどよいものであります。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
『ほとゝぎす鳴くやさつき』といふのは、何もその時ほとゝぎすが鳴いてゐるのではありません。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
」「わたしやさつぱり道がわからないんだよ。
— 永井荷風 『買出し』 青空文庫
ほととぎす厭ふときなしあやめぐさ かづらにせん日|此ゆ鳴きわたれほととぎす待てど来鳴かずあやめぐさ 玉に貫く日をいまだ遠みかあやめぐさひく手もたゆくながき根の いかであさかの沼に生ひけむほととぎす鳴くやさつきのあやめぐさ あやめも知らぬ恋もするかな などがある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
あんなところのどこがいいのか、あたしにやさつぱりわからなかつたんですよ。
— 岸田國士 『落葉日記』 青空文庫
もしやさつきの男がまだいるのではないか?
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫
作例 · 標準
植物採集の際、摘み取った高山植物を傷めないように素早く野冊に挟んだ。
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彼は長年愛用している古びた野冊を広げ、丁寧に標本を整理している。
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押し花をきれいに作るには、野冊の紐をしっかりと締めて圧をかけるのがコツだ。
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