早分かり
はやわかり
名詞
標準
文例 · 用例
「報道班員」は近来誰でも知っていてくれるので、早分かりがするようだ。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
たとえば相対性原理とはどんな事か、マルキシズムとは何か、バロック芸術とは何、ベースボールとは何、ジャズとは何、そういうことが望みのままに早分りがすれば甚だ便利であり、また時代に適応する所以であるかもしれない。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
云うまでもなく、朝顔を見たことのないエスキモー土人に朝顔を説明するに百万言を費やすよりも写真か映画で一分間を費やした方が早分りである。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
」と姦通呼ばわりをするその婆に、そう言ってやるのが一番早分りがすると思います。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
……どうも平民は、すぐに勘定にこだはるやうでお恥かしいけれども、何事も此の方が早分りがする。
— 泉鏡太郎 『湯どうふ』 青空文庫
之を説明するには例を引くのが早分りである。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
その発現の方法もまた世が進めば進むほど複雑になるのは当然であるが、これをごく約めてどんな方面に現われるかと説明すればまず普通の言葉で道楽という名のつく刺戟に対し起るものだとしてしまえば一番早分りであります。
— ――明治四十四年八月和歌山において述―― 『現代日本の開化』 青空文庫
これは学問を例に御話をするのが一番早分りである。
— ――明治四十四年八月和歌山において述―― 『現代日本の開化』 青空文庫