添婆
添婆
名詞
標準
文例 · 用例
四階の狭い病室、寝台に横はつたまゝで、附添婆さんから夕飯を食べさせてもらつてゐる多々桜君に逢ふ、顔色は予期したほど悪くないので安心した、二時間あまり話す、私一人がおしやべりしたことである。
— 種田山頭火 『道中記』 青空文庫
主治医も、助手も、看護婦も、附添婆も、受附も、小使も、乃至患者の幾人も、皆目を側めて彼と最も密なる関係あるべきを疑はざるまでに、満枝の頻繁病を訪ひ来るなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
附添婆の折から出行きしを候ひて、満枝は椅子を躙り寄せつつ、「間さん、間さん。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
入来れるは、附添婆か、あらず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
私はあなたの絵を肺の重いあわれな病友に、私の付添婆に持たせて見せにつかわしました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
その時私の付添婆が帰って来てその事情を話しました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
そして付添婆がお松をなだめて連れて出た時私はお嬢さん(聖書の講義をしている娘)を叱りに行こうとして、かえって悪いと思って室にとどまりました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫