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生唾

なまつば
名詞
1
標準
saliva (in one's mouth)
文例 · 用例
……対象の知れぬ寂しみ神様はつまらぬものゝみをつくつた盥の底の残り水古いゴムマリ十能が棄てられました雀の声は何といふ生唾液だ!
中原中也 (ツツケンドンに) 青空文庫
柚木の大きい咽喉仏がゆっくり生唾を飲むのが感じられた。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
が、どうしても、出そうとするものがすっかり出ないで、さい/\生唾を蜜柑の皮の上へ吐きすてた。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
信吉はふと生唾をのみこんだ。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
そうしてなおも苦しそうに生唾を吐き吐きヨロヨロと立ち上って行きかけたが、煉瓦の堆積の向う側まで行くと、一瞬間立ち止まって彼の方をふり返った。
夢野久作 童貞 青空文庫
そうじゃない」 そして、わたくしの肩をぐさと掴み、生唾を土手の若草の上に吐いて喘ぎながら言った。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
少年達は呼吸をはずませ、その様子を人にけどられるのを恥じる気持もなく熱心に見入りながら、生唾を呑んだ。
中島敦 プウルの傍で 青空文庫
そして怒ってるのでしょうが、怒り切るのも精が切れるらしく顔面の筋肉だけを痙攣さして、怒気はお腹の足しにでもというふうに生唾と一緒に呑み込んでしまいました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
ショーウィンドウに並ぶ美味しそうなケーキを眺めながら、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
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極度の緊張のせいで口の中が乾き、生唾さえも飲み込みにくい状態に陥った。
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獲物を狙う野獣が、牙の隙間から生唾を垂らしながらじっとチャンスを窺っている。
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