三題噺
さんだいばなし
名詞
標準
performing a rakugo story on the spot based on three topics given by the audience
文例 · 用例
――何だか三題噺のやうだが、姑忘聽之。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
材料はいつも三題噺のようになる。
— 張子の虎 『半七捕物帳』 青空文庫
(新三題噺ですね)十二月十一日 あたゝかい雨。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
そんないかにも避暑地の出來事らしい間の拔けた話――夏帽子、ボオイ、自轉車とまるで三題噺じみた話を聞きながら、私はひとりで微苦笑してゐた。
— 堀辰雄 『エトランジェ』 青空文庫
三題噺その他の話術家の心持ちは、此処にあるのである。
— 折口信夫 『日本文章の発想法の起り』 青空文庫
一体この三題噺みたいなものをどう解くべきであろうか) 帆村は、小山嬢がまだ持続する恍惚境から醒めやらぬのを見やりながら、心のなかにメモをとった。
— 海野十三 『鞄らしくない鞄』 青空文庫
よりによって嫌いなこの三題噺に、次々とおそわれて、いい加減、今松はウンザリしてしまった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
しかし先生は人にあうとよく、「線香花火と金米糖、それに墨流し、これじゃまるで三題噺だね」といって笑っておられた。
— 中谷宇吉郎 『寅彦夏話』 青空文庫
作例 · 標準
寄席の最後に、客席から「秋」「眼鏡」「猫」という三つのお題を頂戴し、見事な三題噺を披露した。
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即興で三つの無関係な言葉を繋ぎ合わせる三題噺は、落語家にとって腕の見せ所だ。
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師匠が酔っ払いながら語り始めた三題噺は、最後には思わぬ感動の結末を迎えた。
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